東京ガスライフバル横浜北
EMERGENCY HOUSE 
2021年4月都筑区の東京ガスライフバル横浜北のショールーム内に、災害後の「在宅避難」を前提にした「EMERGENCY HOUSE」が開設された。
エネルギー会社では初めての試みだと言う。
この「エマージェンシー ハウス」は、地震や豪雨などの自然災害時において、ご自宅が倒壊や焼損、浸水、流出の危険性がない場合に、そのままご自宅で生活を送る「在宅避難」に備え、 非常時の「7日間」をキーワードに、家族四人が一週間生活できる、様々な生活用品の種類や量をご自身の目で確かめることができるよう、その必要性と工夫された展示がされている。
大きな地震などの自然災害が発生した時「生き残る」ための準備はしていますか?
        そして、事後にどんなことが自分たちの生活に起こるか、          考えをめぐらしたことはありますか?
震度により停電する場合があるお風呂が使えない、テレビが止まった
震度5以上の揺れを感知すると自動停止するが、料理が出来なくなる
慌てないために、日頃から対策が必要
マンションでは、1階に受水槽がある場合、停電で水の供給が止まってしまう
下の写真をクリックすると大きくご覧になれます
災害が発生した時、お子様や高齢者、ペットがいるご家庭では、睡眠不足やコロナ感染、ストレスを心配して9割の方が「避難所生活」より「在宅避難」を望んでいると言う。
「エマージェンシー ハウス」は、「7日間」をキーワードに、「在宅避難」の日々を乗り切る様々な備えの提案をおこなっており、その主なものをご紹介いたします。

飲む 四人家族が1週間、飲み水として使う量は、2リットルを28本。
生活用水(顔や手を洗ったり、歯を磨いたりトイレに)1日一人15リットル必要とされている。

食る 展示スペースにも限りがあるため、これは二人家族分の備蓄量の展示となっている。コーナーには、今、注目されつつある「ローリングストック」に適した商品も置かれており、「購入→消費→購入」」のやり方で、日常生活で消費しながら備蓄し、食料等を一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができる効率的な備蓄のやり方である。
ローリングストックを維持していくコツを、ご案内いただいたマネージャーの黒田さんから良いヒントを教えてもらった。ある日にちを「この日は備蓄品を食べる日だ〜!」と決めて継続することが大切との事でした。

温める 季節を問わずガスコンロは食品を温めたり、お湯を沸かしたりなどに1週間分としてボンベは8本必要とされていて、コンロは2台あると安心のようだ。
「在宅避難」をするうえで、キーワードの7日間を家族が過ごすため、何が必要かを順を追って詳細に展示物のご紹介をしていただいた。

充電する&蓄電池
ポータブル蓄電池は、継続して電気を溜めることが出来、ソーラーパネルと連動すれば太陽を味方に、スマホの充電にも使える優れもの。
リチウムイオン蓄電システムは、最大500Wまでの電力が蓄電池に備えた電池で、停電時にも必要な機器が使える。例えば、パソコンと接続している場合、停電になっても瞬時に切り替えられるため、デスクトップ型パソコンでもデータを失われることはないと言う。その他、扇風機やTVにも対応出来る。
単3乾電池4本でスマホ60%充電出来る 蓄電池や重い荷物の上げ下ろしを軽減してくれるマッスルスーツなどの紹介もある ポータブル蓄電池と
ソーラーパネル
頼もしい、リチウムイオン蓄電システム

トイレ&
トイレットペーパー

便利グッズ
生活用水もなく、配管が破損して水が流せない場合に、トイレパックは飲み水と同じかそれ以上貴重な必需品と言える。
4人家族が7日間過ごすには、12ロール×2パック必要。
その他ティッシュペーパーや除菌ウエットティッシュ、あると安心な便利グッズも展示してある。
  <使いかた>
i1)トイレに排泄袋をセット
2)用を足したら凝固剤を振りかける
3)便器から袋を取り出す

4)袋の口をしっかり縛り可燃ゴミとして処分出来る

その他
ペットの犬鑑札
災害年表
house内
 
持ち出し袋の保管は、すぐ持ち出しが出来る玄関脇が最適。
ペットのマイクロチップ:動物は恐怖におののき本能的に逃げることがある。飼い主と離れ離れになった場合にそなえて、犬鑑札は義務づけられていますが、マイクロチップの装着も一考してみてはどうでしょうか?。
20年間の自然災害の年表も展示されていて、台風や地震のマークがわかりやすく表示されていて、自然災害の移り変わりがよくわかる優れものである。
house内には、リチウムイオン蓄電とパソコンを繋いだデスクや最新のガス器具類、CO2モニターなど、生活の場を想定した部屋のショールームとなっている。
 非常用持ち出し袋  ペットの犬鑑札  自然災害の年表 エマージェンシーハウス内

まだまだ自然災害についてご紹介する項目はありますが、写真ではなくご自身の目で、いつ発生するかわからない震災などに対し、大切な家族やご自身が「生き残る」ための備えの大切さを、エマージェンシーハウスにお越しになってご確認することをお勧めいたします。
ご覧になった方が 「災害に直面した時、自分や家族がどうなるか?」
を考えることが、災害への取り組みの第一歩である!
と案内してくれたマネージャーの黒田さんの言葉が強く印象に残りました。
東京ガス横浜中央エネルギー(株)
横浜北支社

(左写真)
営業第一グループ
グループマネージャー黒田宏記さん

<お問い合わせ>
〒224-0032
横浜市都筑区茅ヶ崎中央16-18  
東京ガス都筑ビル3階


○団体・個人含め事前予約
2週間前(団体の場合は、10人前後)
○開催日:月〜土曜日
○時間:9:00〜17:00(日曜、祝日は対応していません) 

*施設に関する問い合わせは同支社。

 アンペアーの変更でセンター南にあるショールームに相談に行った時、この「エマージェンシーハウス」の展示を目にした。3.11の「東日本大震災」を思い出した。街も住んでいる所も停電で暗闇の中、家にたどり着いた。ロウソクの灯りの中、妻とペットがじっと座っていた。 食料もなく二駅先まで歩きやっと買うことが出来、感謝された思い出がある。
いつ起こるとも知れない自然災害への指針が具体的に展示されているので、一人でも多くの方が訪れ「災害時の備えの大切さ」を知ってほしいと思います。
  つづき交流ステーション
2021.8.7
記:濱ちゃん

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