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「ドイツ・オーストリアの暮らしと子育て」の 講座に行ってきました |
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日時:3月16日(木)10:00〜12:00 場所:東山田中学コミュニティーハウス 内容:女性として、母として、働く人間として語っていただく |
ウィーンに留学していた時に、現地の人たちにやさしくしてもらったお返しのつもりで、現在小学生二人のお子様が通うドイツ学園を中心に、在日ドイツ人の助け合いの会を主催されている塩田ロエル洋子さん。その塩田さんがコーディーネーターとして、お二人の方にドイツ・オーストリアの暮らしなどのお話を伺うという形で、講座は進行していきました。 10:00に参加者が全員集まらず、少し始まりが遅れたところ、『ドイツでは何があっても時間きっかりに始まるんですよ』と、参加者としては少しは恥ずかしい思い。。(但しドイツでも、教授などアカデミックな人は15分遅れてくる…とのこと)
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以下、塩田ロエル洋子さんのお話は | エニケ・ヒンターエッガーさんは | 田中ペトラさんはで表しています |
●日本に来て気がついたこと :テレビがあらゆるところにある(薬局、レストラン等々…)こと。ドイツでは計画的にテレビを見る。食事の時は、今日の出来事などを話しながら食べる。以前、レストランで夫がテレビに釘づけで、腹が立ち指摘すると、『何を話しましょうか?』と言ってあきれた→(今は教育して(笑)そんなことはないそうです) :日本に来た時が冬で、マスクをしている人が多いのにビックリ!ヨーロッパではマスクをしていると特別な病気(非常な病原菌)があると思われる。 |
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●週末の過ごし方 :土日のほとんどは家族ですごす。友達同士でピクニックに行くのも家族単位。休暇は、7日以上とらないと休暇とはいえない。休暇を過ごす時は、場所を移動する事はなく同じ所で過ごす。以前日本の旅行会社を訪ねて同じ場所を一週間とってくれと頼んだら、「2,3日でいいよ」といわれてしまった→ギャップがある :休暇は、2週間くらいの長期滞在、年に二回くらいは行く事が基本。(ドイツの会社の休暇の基本は、自分の体を休め元気になってまたやる気を出すという考え。これが結果的に会社のためにもなる)キャンピング設備があるところに、他の家族と行く事が多い。 通常の週末は、自宅で過ごし、隣人が訪問し合いお茶を飲みながら話したり、カードゲームをしたりする。いつ誰がきてもよくドアを開けている。日曜日はお店が閉まっているので買物はしない。 :ドイツ人は、週末は基本的には、家族単位で過ごす。日本のように、夫はゴルフ、子供は塾や友達と遊ぶ、妻は家事.....など、各人がバラバラに過ごすことが常、ということはほとんどない。 |
●子どもの生活 :ドイツでは、学校が終わって午後は友達の家を訪問しあう(約束ナシで)。夏休みも外に行くのが基本(約束ナシで行き来する) :現在は、学校で過ごす事が多い。地元のスポーツクラブに入りたかったが、言葉の壁で難しかった。 (塩田さんにたすけてもらった)介助がないと地域のスポーツクラブなどには入りにくい。 日本は安全なので、子ども1人で電車やバスに乗せる事は全く問題と思っていない。 テレビは重要なものではなく、コンピューターなども非常に厳しく時間を限って使わせている。(宿題をやってから30分とか、かなり厳しく口うるさくいう) :日本の子どもは習い事が多い。気軽に遊び合えず、遊ぶには約束が必要と感じている。 |
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●買物や食事について :日本のお店は休みがないから買い物が非常に楽。日常の買物はスーパーでしているが、親切でサービスがよい。オーストリアでは閉店時間になると1秒たりとも入れてくれない。日本のレジでは、買物した人が自分の財布にお金を戻すまで待っていてくれるが、オーストリアではそんなことはなく、ともすると後ろの人に抜かされるくらい、売り手買い手とも忍耐とサービス精神がない。 日本はブランド志向だが、自分の知っている人でブランド志向の人はいない。 :日本のお店のサービスは完璧。日本のサービスは世界一と思っている。「これありますか?」と聞くと凄く親切に対応してくれ、これはヨーロッパではないこと。 ブランド品は持っていない。10万円あったらインテリアに使う。 |
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●家(住空間について) :趣味のように家を飾り、その為に時間とお金を使う。家は日本の家より大きいとは限らない。街も法律で街並みや風景を壊さないようにと決まっていて、隣人の家が汚いと口を出す事もある。電柱はすべて地下に埋めてある。 :父が日本の一戸建てを見て、狭い敷地にイッパイイッパイに建ててあるが、持ち主は違っても壁をくっつけ同じような家にすると街並みがきれいになると言っていた。 |
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