東方農業専用地域にて、NPO法人H&K主催の大根掘り体験が開催されました。このイベントは今年10回目ですが、毎回天気に恵まれているそうで、当日も快晴でした。
畑からは富士山も見え、とても気持ちの良い一日でした。
(2024.11.30 レポーター:さいちゃん)
なぜ大根掘り?
当初は小松菜プロジェクトとして活動しており、小松菜の収穫体験を計画していたそうです。が小松菜に限らず、親子で収穫できて天候が良い時期にとれる大根はどうかと、小松菜農家の城田さんに提案していただき、以来10年続いているとのこと。
1回目は親子18組の参加だったのが、現在は3部に分けて開催されるほど参加人数が増えています。
横浜市の子育て支援施設となる、親と子のつどいの広場「ハッピーひろば」が5年前にできてからは、利用者の親子が参加し、広場を卒業してからも翌年、翌々年とリピーター参加があるそうです。
10年にわたり、大根を提供してくれる小松菜農家の城田さん。このイベントに合わせて成長具合を調整し、4種類の大根を用意。生産者としての思いを次のように話してくださいました。
「子どもにとっても、自分で収穫した大根を持ち帰り、料理を手伝い、食べることが食育にもつながる。自分が採ったものを責任をもって食べるようになるし、親子で共通の話題になりますよね。日々できる食の体験を増やすきっかけになればと続けています」
お店で見るだけではなく、実際に畑に植わっている大根に触れることで得られる体験が大事なんですね。
今回用意されたのは4種類の大根。恥ずかしながら、青首と聖護院くらいしか名前を知りませんでした。
4種類全部収穫できたので、大切に味わって食べたいと思います。
お子さんも大活躍
お子さんの成長が見られるのも楽しみの1つ。
受付・安全確保・参加者への声掛けなどさまざまな役割を担うスタッフの脇で、お子さんたちがしっかりお手伝いをしていて、とても頼もしく感じました。 大根を手にニッコリしている小さなお子さんたちも、きっとお兄さんお姉さんたちを見習うことでしょう。
取材を終えて
今回は私も大根掘りに参加しました。大根を採るのもはじめてでワクワクしましたが、お子さんと大人、さまざまな世代の方が青空のもとでおしゃべりしながら作業する様子は、見ていてとても楽しいものでした。また、スタッフの皆さんの働きぶりには感心してしまいました。「次も参加したい!」とリピーターが増えるのもうなずけます。今は野菜が苦手なお子さんたちも、自分が採った大根を食べることで野菜がだんだん好きになるのではないでしょうか。「面白そう!参加してみたい!」と思った方は、ぜひNPO法人H&Kのサイトもご覧ください。
NPO法人H&K:https://h-k.yokohama/