この防災訓練は拠点の運営委員会メンバーと学校や役所関連部門のみで実施
主催:茅ケ崎中学校地域防災拠点運営委員会
残暑が少し和らいだ9月3日(土)茅ケ崎中学校体育館にて地域防災拠点運営委員会主催の「防災訓練」が行われた。
午前9:00の開催時間前より茅ケ崎中学校地域防災拠点該当の3団地の運営委員、自治会役員、理事会防災担当、茅ケ崎中学校担当職員、区役所職員の方々が続々と集まり予定の9:00には総勢50名の関係者が集まった。

そして、「早朝6時、相模湾沖にM8.0、横浜市内震度5強の地震発生、マンションに大きな被害はないものの、ライフラインはすべてストップ、家族・各マンションの安否確認を終え、拠点開設を行うため集まった」との想定で訓練がスタートした。

「避難所を開設し、被災者を受け入れる」までの本番に即した訓練は、シナリオや役割分担など事前の打ち合わせなどなく行われた。それは、発災を想定して各自が何をすべきかを考え、それを体で覚え、いざという時でも慌てずに行動できることをゴールにしているとのことでした。

写真はクリックすると大きく見えます。

 茅ケ崎中学校地域防災拠点は、3つのマンションのみが運営する市内でも珍しい拠点の1つとなっています。戸建が入っていないため、マンションに特化した運営ができるのも特徴の1つです。そのため、理事会との連携も必要で年2回、3つのマンションの理事会と運営委員会が合同でミーティングやグループワークを行っております。
港北ニュータウン・イオ 港北ファミールハイツ プロムナード仲町台
訓練にご協力いただいた学校及び役所や関係者の方々 
副校長先生&先生 横浜市アマチア無線非常通信協力会都筑区支部の方 区役所及び非常時参集委員の方 地域防災岩嶋会長
及び他 の方

横浜市では、震災時の避難場所として身近な市立の小・中学校を地域防災拠点と定めています。都筑区では27の拠点があり、各拠点運営委員会が主体となり、「地域防災拠点訓練」を実施しています。
訓練内容のご紹介
避難してくる各該当マンションの住民を想定した、受付の開設と避難カードの記入
記入済み避難者カード
(兼 安否確認票)
避難者の状況に応じて   
適切な部屋へ誘導用シール
左の 体育館には160名収容でき、 多目的ホール(1F〜3F)や格技場は要援護者や
要配慮者(乳児への授乳など集団の中では困難な方々)が利用するエリアとなる 
横浜市アマチア無線非常時通信協力会都筑支部の馬場さんにより避難所開設宣言を区役所へ連絡。区役所との連絡の実演(被害状況・けが人など情報の共有) 中学校と区役所を結ぶデジタル移動無線機です。職員室に1台設置してあり、区役所へは避難所を開設したことを報告。

避難スペース用の段ボールの大きさを確認、これが一人分のスペース(1m×2m)
 備蓄しているランタン  手回し充電用ランタンを体験  体育館を暗くし灯り確認
 投光器はガソリン式のバッテリーが効率的で取り扱いでは、ガソリンを扱うため手の放電を行ってから進める、また光源直視は目を悪くするため間接照明にするなど諸注意があった。
ボンベ式のバッテリーはボンベ1本で約1時間のため、投光器ではなく携帯電話などの充電に有効活用できる。 女性でも簡単に作動可能。
公衆電話の開設訓練では、非常時に携帯ではつながらない場合、安否確認など個人的にかける場合に使用できる。但しこちらからかけることは出来るが受けることは出来ない。
地域防災拠点と各マンションの災害対策本部との被害状況の確認は簡易無線機で行う。
防災訓練に参加された方々
防災訓練でリーダーの役割を担った方々
後藤運営委員長   十玉事務局長
(現)
 竹田事務局長
(新)
 真間監事 横浜市総務局  
横浜ライセンス
指導員 永山さん

来年3月には資機材の取り扱いの訓練を実施しする予定との事。震災の被害を最小限に抑えるためには、区民、地域、行政が、災害対応力を高め、連携することが大切といわれています。このような地道な訓練が行われていることを、区民の皆さんにも知ってほしいですね。
つづき交流ステーション 
取材:2016.9.3
(記:濱ちゃん)

 
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