絵本を囲んだおしゃべりの輪をとどけていきたい
主催:走らせよう!つづきブックカフェ実行委員会
「つづきブックカフェ」耳慣れない言葉だと思いますので、簡単にご説明いたしますと、
絵本を積んだ車が皆さんの住んでいるところに行き、そこで3時間ほどですが「ブックカフェ」を開催します。
車の中やその周辺で絵本を読んだり、おしゃべりをしたり、地元のカフェ店と連携しコーヒーなどの飲み物を飲める場を提供するのが「つづきブックカフェ」です。
そんな、素敵な交流の場を作り上げるため、4月14日(日)11:00〜15:00まで都筑区の工場街にある(株)スリーハイの”おしゃれなカフェ「DEN」”にて、「つづきブックカフェ」のキックオフイベントが行われました。
開催1時間前には、オレンジ色のキャンピングカースタイル「オレンジボーイ(*1)」が、絵本をたくさん積んで会場入りしました。
当日は天気が危ぶまれましてが、キックオフを後押しするかのように雨雲はどこかに行ってしまったようです。スタートの11:00には、大勢の親子連れの参加者がぞくぞくと集まりキックオフイベントは大盛況の中スタートいたしました。
以下順を追って当日行われた項目をのご案内いたします。
  以下の画像をクリックすると大きくご覧になれます
 
   岩室晶子さんが朗読の本の内容(イメージ)に合わせ、オリジナルBGMとしてピアノ演奏をいたしました。
音楽に合わせ絵本(よるくま・ブーアの森)を見せながらの朗読は、高校2年生の橋本みなみさんが行い、流れるようなお二人の息の合った物語と音楽のハーモニーは参加者を魅了していました。
また、飛び入り参加があり吉川千恵子さん朗読(ブルーナの「りんごぼうや」)・即興での演奏は同じく岩室さんでした。吉川さんは、年の功でしょうか?味わい深いものを感じました。
 
 ピアノ演奏:岩室晶子さん
 朗読:橋本みなみさん(高校生)  
絵本の朗読と演奏 TVメディアも取材に  雰囲気のいい会場 外からも応援
ピアノ演奏者
岩室晶子さん
爽やかな語り口の橋本みなみさん 飛び入り参加吉川さん

三田律子さんによる「つくる」をテーマにしたブックトークが行われました。
持ち前の明るさと軽快な語りテンポで、絵本を片手に参加者の目をくぎ付けにしていました。
7冊の絵本や図鑑が紹介されましたが、全て「つくる」をテーマにした作品で、「ああ、たいくつだ」の本は、退屈してた兄弟二人が、飛行機を作るための部品を家のいたる所から見つけ出してくるのがこのおはなしの一番おもしろい所です。

「エジプトのミイラ」では、大むかし、エジプトの人たちはどういう方法でミイラを作ったのでしょう?、なんと、70日もかかると言う、「ミイラ作り」のふしぎに迫る絵本で、子供だけでなく大人にも喜ばれる本だといえそうです。

そして、「鳥の巣の本」は内容の紹介だけでなく、驚いたことに三田さんは中央公園里山倶楽部よりお借りしてきた本物の「メジロ」の巣でした。 皆さん、興味津々で手に取って見ていました。
つづきっ子読書応援団

三田律子さん
紹介の絵本 つづきっ子読書応援団  三田律子さん 本物のメジロの巣

「出張まち工場(小田原市)」のご協力で「ものづくりワークショップ」が、同会場で行われ、お子様だけでなく、大人の方も制作に取り組んでいました。
★3Dプリンター体験では、ipadタブレットに絵を描き、3Dプリンターで立体にプリントします。
子供たちはタブレットで自分の好きな絵を描いたものが、そのまま3Dになるため、真剣そのものでした。
出来上がった世界で一つだけのメダルを、保護者に見せ大満足の様子でした。

◆合板をレーザーカッターで切り抜いた「5連射ゴム鉄砲」を男女を問わず夢中で組み立てていました。
出来上がった鉄砲に早速輪ゴムをセットし、的に向かっての試し打ちをして遊んでいました。

▲ウエットスーツの端材で作るキーホルダーは、素材の伸縮性とカラフルを生かし大人の方が夢中になっていました。
川田製作所(小田原市)
★3Dプリンター ★タブレットに描いた絵と出来上がったメダル ★3Dにプリント
◆レーザー加工機で加工したゴム鉄砲 ◆ゴム鉄砲の組み立てに夢中
▲ウエットスーツ端材 ▲手前が裁断機 出来上がりに満足感あり 優しく教えてくれます
「つづきブックカフェ号」別名「オレンジボーイ」とは
 (*1:オレンジボーイの車は、川田製作所(小田原市)の川田さんが所有しており、普段はいろいろな所に「出張まち工場」の名称で走らせ、子供たちにものづくりの面白さを伝えたいと活動をされています。
その車をお借りする間は、「オレンジボーイ」と名付けて、車内に300冊の絵本を積み本の閲覧や読み聞かせができるようにしているそうです)

以下の文章の内容は、 「走らせよう!つづきブックカフェ実行委員会」プロジェクトの皆さんがHP上で記載されているものを引用し掲載させていただきました。
私たちは、この車に「つづきブックカフェ号」別名「オレンジボーイ」と名付けました。
小田原市の川田製作所さんからお借りしています。川田さんはじめ関係者の方々に感謝です!川田さんは、ふだんは「出張まち工場」としてお使いになっています。
私たちがお借りする間は車内に本箱を置き、床にボードを敷き、車内で本の閲覧や読み聞かせができるようにします。
野外にはパラソルやテーブル、椅子などを用意し小さなカフェのような「場」をつくります。
 テーブルや椅子 美味しいクッキーやメダルなどの販売、ホットコーヒーなども準備することもあります   交流の場
 会場の入り口付近 車内に本箱を置き、床にボードを敷き、車内で本の閲覧や読み聞かせが自然な感じでできるようにしています。  好きな絵本を選んで
読むこともできます。
ご協力いただいた方々・参加者の皆さんの集合写真です
スタッフ及びご協力関係者 参 加 者 の 方 々
走らせよう!つづきブックカフェ実行委員会 プロジェクトのメンバーとは
絵本を積んだ車がみなさんの住んでいるところに行って、そこで3時間のブックカフェをオープンする。絵本を読んだり、紙芝居をしたり、おしゃべりをしたり。地元カフェと連携してコーヒーやお茶の提供もする。
素敵な交流の「ひろば」が広がると街はもっとやさしく、元気になる。新たな街の魅力もきっと発見できる。
「走らせよう!つづきブックカフェ」実行委員会は、そんな想いを共有するメンバーが集いプロジェクトがスタートしました。
https://ebachiyo2a.wixsite.com/bookcafe
                 <今後の取り組み>
◆幼児から高齢者まで楽しめて、思い出がいっぱい詰まった絵本が中心ですが、雑誌や写真集も揃えるようにします。
本は、@借用、A寄付、B購入の3つの方法を工夫して集めます。
それに当日誰でも自慢の本をおすすめという「持ち寄り本」も歓迎です。

◆「ブックカフェ」が行く場所は、公共の図書館サービスが届かないエリアや地域活動
グループなどとコラボできるところ、みんなの居場所となるコミュニティなど。当面は都筑区内を中心にコミュニティカフェや農園作業所、お寺、商店街など8か所を計画しています。
今後、マンパワーをつけて定期運行や都筑区から横浜北部へと展開していきたいと考えています。
「つづきブックカフェ」のキックオフイベントに立ち会わせていただき、ありがとうございました。
いろいろな人たちの協力と出会いと、ネットワークの上に成り立っている新プロジェクトだと思いました。
これからも区民の皆様の喜ぶ顔を求め、交流の場がますます広がることを願っています。 
  都筑交流ステーション
(記:濱ちゃん)
2019.4.14

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