川柳サークル「つづき川柳塾」



川柳は俳句とともに、五・七・五 の17音字で情景やありさまを表現する日本独特の短詞型文芸といわれます。
今日詠まれている川柳には、新聞やテレビ、ラジオから入る政治や世情を題材とした「時局川柳」、句会などで題を決めて詠んだり、思いつくままに詠む「文芸川柳」とに分けられます。
昨今では、第一生命が毎年募集する「サラリーマン川柳」や、新聞社が募集する川柳がなかなかの盛り上がりを見せており、なかでも鋭い社会風刺や、不況の世情を反映した川柳が多く見られるようです。


今回は、都筑区で活動中の川柳サークル「つづき川柳塾」をふれあいの丘都筑地区センターに訪ねてきました。
会場は、地区センター2階小会議室で、当日の出席者9名のみなさんが、それぞれの宿題作品を詠み、質問・説明、評価しあって、時には笑い声も聞こえる和やか塾風景でした。

皆さんの川柳を俳句・川柳・短歌投稿掲示板 に紹介しています。


出品作品吟詠中の塾風景

各人が一課題につき二点を出品、
交代で吟詠する

出品作品を評価、選出中の塾風景

手前後ろ姿の男性が「つづき川柳塾」
O塾代表
 

「川柳は初めて」という方のために、作り方の基礎といいますか、五・七・五 の音字を作るための約束ごとを簡単に書いておきます。

 まず、間違えやすい「長音」「拗音」「促音」「撥音」について、音数の数え方
1.長音=「王様(おうさま)」の「う」や、「ボール」の「ー」など。これらは音数として1音に数えます。 2.拗音=小さい「ゃ、ゅ、ょ、ぁ、ぃ、ぅ、ぇ、ぉ」のこと。これらは音数として数えません。たとえば「中学(ちゅうがく)」の「ゅ」は数えないので音数は4音となります。 3,促音=小さい「っ」のこと。これは音数として1音にかぞえます。「小学校(しょうがっこう)」の「っ」で6音になります。 4.撥音=「ん」のこと。これは1音に数えます。「公園(こうえん)」は4音「シャンプー」も4音に数えます。

「字余り・字足らず」川柳の場合、最初の5音(上五という)は多少字余りでも構いません。中の7音(中七)、最後の5音(下五)は、字余り、字足らずにならぬよう気をつけます。しかし、川柳も文学ですから、おかしな日本語にならぬように気をつけましょう。字足らずの場合、「てにおは」を1字加えるのが上手な作り方です。

 五・七・五 に区切って詠まない句。五・七・五 では収らない句、例えば、「あの時あなたは一杯の水だった」(作 美輪)。これは無理に区切ると意味不明で日本語ではなくなります。こういう川柳を詠むとき、特に声を出して詠むときは、五・七・五ではなく、意味、内容で区切ります。この場合「あの時あなたは」「一杯の水だった」。これで意味ある区切りとなりました。                             ー 参考資料= 「川柳Web教室」ー

これらの他に、「川柳の三要素」といわれる「古川柳」の作り方などいろいろありますが、このような難しいことはさておき、最近の川柳の風潮にならって、世情や職場、風景などなど、身近な日常生活の中から、気楽に平易な言葉で作ってみて下さい。




  • ここで、川柳サークル「つづき川柳塾」をご紹介しましょう。

    グル-プ名: つづき川柳塾
    代表・連絡担当者名は敢えて公開を差し控えます
    活動内容:グループメンバー同士が相互に宿題句(席題句)を披露、
           選句(有志選考、互選)、意見交換しあって楽しんでいます。
           メンバーを常時募集中、初心者の方も大歓迎です。
    活動日  : 毎月第1水曜日 12:00〜15:00 活動時間3時間
    活動場所: ふれあいの丘都筑地区センター
    会員数  : 12名(男性5名、女性7名) 会員中心年齢70歳台
    入会金等: 入会金 1,000円 会費 1,000円/年

    入会等で「つづき川柳塾」へ連絡したい方は、つづき交流ステーションへご一報下さい。 ご用件を「つづき川柳塾」へ取り次ぎます

出品作品の評価・選出

各人が、一課題作品で自作を除く作品を評価し最も優れる作品、次に優れる作品の2点を選ぶ

作品評価結果の集計

課題ごとの作品を各人が評価した結果を集計し、評価点数を記入、最優秀作品などを決める

課題「ねだる」出品作品一覧

今回の出品作品課題:
「ねだる」 「結局」 「テンポ」 「贅沢」

課題「結局」出品作品一覧

下部欄に、各課題ごとの
評価ベスト3をご紹介します




  [俳句・ 川柳・詩歌など愛好者のみなさま]    
 つづき交流ステーションでは、このたびホームページに「俳句・川柳・短歌投稿掲示板」にみなさまの作品を、自由に投稿できるコーナーを設けました。

 従来はたぶん、みなさまが作られた作品は、参加しているサークルやグループ内、或いは同好の仲間同士で詠み合っておられるだけが多いのではないでしょうか。 限られた仲間内だけでなく、もっと他の多くの人に見せたい、見て欲しいと思われることもあるでしょう。

 そこで、つづき交流ステーションでは、ホームページにある「俳句・川柳・短歌投稿掲示板」コーナに、みなさまご自身で投稿なされば、このコーナーを訪れた多くの人々に、あなたの作品が読まれることになります。 また、遠くの親戚や知人・友人にもこのホームページを知らせてやれば、作品を披露することもできます。

 川柳が面白そうだ、広く発信してみようと思われたら、是非つづき交流ステーションのホームページ「俳句・川柳・短歌投稿掲示板」を利用してください。 投稿ご利用は勿論無料です。
取材・作成:09.Sep. - shiba -  
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