鎌倉彫


今日は、鎌倉彫のサークルを訪問しました。

私の鎌倉彫との最初の出会いは、嫁入り道具の中の裁縫箱と、小引出しでした。
とっくに銀婚式も過ぎましたが、今でも私の宝物です。

高級品のイメージが強い鎌倉彫が、こんなに身近なサークルで楽しまれている事に、少し驚き又嬉しくなりました。


鎌倉彫


鎌倉彫


鎌倉彫


このサークルは、つづきの丘コミュニティハウスが出来たときに誕生しました。
既に10年の月日が流れていますが、最初にサークルに入った方が今でも続いているそうです。

みんなが長く続く秘訣は、好きな作品が彫れるから!
皆さん自由に自分のペースで楽しんでいます。自分の目的を持って彫っていると、集中して“日頃を忘れる事”が、とても楽しいそうです。

お茶托を彫る方、お孫さんにせがまれて、薔薇のブローチを彫る方、手鏡を彫る方・・
さまざまな作品を思い思いに手がけていました。


鎌倉彫

鎌倉彫

鎌倉彫
お茶托は裏も凝って
作っています
ボリューム満点の
薔薇のブローチです

手鏡を作り始めます


女性は、普段包丁を持っているので、初めてでも結構“刀”を使いこなせるそうです。ここでは、50代になってから初めて彫った方、60歳過ぎてから楽しみで始めた方が多くいました。「手先を使うので、ボケ防止になるんですよ。」と、謙遜するおばあちゃまは、師範級の腕前です。

最近では、団塊世代の男性の間でもにわかにブームになっているそうですよ。


鎌倉彫

逸見先生

教室の様子
逸見先生の作品です いつもにこやかな逸見先生です 教室の様子です

このサークルを指導する逸見先生(鎌倉彫彫雅会に所属)は、大阪出身ですが、約30年前に横浜に引越しして来てから、鎌倉彫の虜になってしまったそうです。

今では、ご自分で図案を考案したり、塗りを手がけたりと、まだまだ奥が深く楽しみが尽きないそうです。そして、この楽しみを少しでも皆さんに伝えたいと、思っているそうです。

サークルでは、先生というより、仲間のように打ち解けて一緒に楽しんでいます。
無理をせず、自由に彫りを楽しんでもらいたいと、心がけているそうです。

生徒が作りたい作品の見本を、わざわざ彫って見せてくれるので、凹凸など細かい加減が、とてもわかりやすいと、評判の先生です。







下絵を写して刀で彫り始めます
立体的に彫り進めます
塗りに出すと彫が鮮やかに
浮き出ます


彫りが終わると、塗りにだします。鎌倉彫は、彫をみせるので「乾口塗り」(ひくちぬり)が良いそうです。漆を24工程かけて仕上げる方法です。
最後に、本朱を練りこんで赤色をだします。
ふくよかに仕上がった鎌倉彫は、ちょっとやそっとでは剥げることはありません。


世界で一つだけの作品を手軽に作って見たくなりませんか?最初は、小刀から始めます。
お盆、銘々皿、お菓子器、手鏡など色々な材料がありますよ。
見学は、いつでもOKです。


活動場所:つづきの丘コミュニティハウス    日 時:第1・3月曜日 10:00〜12:00

費 用 :月 2500円 (彫雅会費 別途)

体験したい方は、桂の木の実費千円で出来ます(要 予約)
つづきの丘コミュニティハウスまで連絡ください。( TEL 045-945-2949 )

レポート   Shell

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