勝田橋から勝田団地へ行く途中の、道路から少し入った、木々に囲まれた静かな所にあった。老朽化したので近々栄区の小学校の廃校校舎へ引越するとのことであった。

都筑区にはすでに発掘済みの遺跡も含め429もの遺跡がある、この地から移転してしまうのは誠に残念だ。

この埋蔵文化財センターは1969年に発足して遺跡の発掘とその記録や調査結果を市民に報告・公開してきた。

大塚遺跡などの遺跡が多くあることも私たちに知らせてくれ、区民や市民への古墳時代の資料提供や啓蒙に大きく貢献してきたと思う。

発掘の仕方や資料の整理・公開の仕方などを丁寧に教わったが、現在も出土品の展示をし、出土品の復元や調査をしている。土器の破片を一つ一つ丁寧につなぎ合わせて土器を復元する地味な作業をしていた。

また、おむすび(左)が火事か何かの原因で焼かれたものと思われるものが発掘され、それを調査していた。分析の詳細結果がはっきりするとそのころの生活が説明されることになり、面白いだろうなと思った。

このように、ここでは遺跡に関する展示物も土器の修復作業も見られ、さらには時々「勾玉つくり」や「拓本とり」などの講習会も行っていて、地味ではあるが親しみやすいところと感じた。(ロビン記)



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