「こんなところに ナニコレ3!」

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1.都筑区総合庁舎

住所 都筑区茅ケ崎中央32番1号
規模 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造り及び鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建
建築年 1995(平成7)年3月31日竣工
設計監理 横浜市建築局
(株)岡田新一設計事務所
収容機関 区役所、保健所、土木事務所、北部児童相談所、北部農政事務所、消防署、公会堂、図書館
特徴 複合化施設
区総合庁舎として初めて図書館、児童相談所を収容した。
市民利用スペースの充実
区民の交流の場として、庁舎1階に区民の作品展示や音楽会などの催しが開催できる600㎡の区民ホールを設置した。
身体障碍者、高齢者などへの配慮
来庁者の特に多い1階から2階の間にエスカレーターを設置するとともに、各階トイレに身体障害者用トイレ、乳幼児介護用品としてベビーシート、ベビーキープを設置した。
周辺環境との調和
雨水をトイレの洗浄水として再利用する施設を設置すると同時に敷地内に可能な限りの植栽を行った。
地域熱供給システムの採用
エネルギーの有効利用、環境保全などの観点から、庁舎の令暖房用に初めて地域熱供給システムを採用した。

2.港北ニュータウンまちづくり館

名称 都筑区荏田東四丁目10番3
開館 1994(平成6)年4月 住宅・都市整備公団が港北ニュータウン開発事業PR館として開館
経緯 2001(平成13)年8月 財団法人港北ニュータウン生活対策協会取得
2003(平成15)年 都筑区福祉保健活動拠点として横浜市に貸付
2004(平成16)年10月 特定非営利活動法人港北ニュータウン記念協会取得
引き続き都筑区福祉保健活動拠点として横浜市に貸付
規模 扇型の形をした屋根に特徴がある二階建ての建物
事務所、会議室、百八十席のホール
建築面積 600㎡ 延床面積 900㎡
           

3.株式会社図研

住所 都筑区荏田東2-25-1
建築年 1990(平成2)年
設計者 竹山 聖氏  
施工会社 竹中工務店
特徴 建物へのこだわり
株式会社図研は1976年に創業し、事業拡大に伴い、1990年にこの本社・中央研究所を設立しました。建築コンセプトは、「人と人との出会い。自然との同居」です。
・人と人との出会い
当館は、本館、研究棟、図研ホールの3つの建物からなり、建物の間に配置した水場(池)を囲むように建っている。それぞれの建物が水を囲んで隣り合い、水面に映り合うように、人と人、技術と人など様々な「出会い」の場であることを表現している。また、現在、社内会議やお客様を招いたイベントで活用している図研ホールの屋上は、古代ギリシャの野外劇場をイメージしてデザインされている。古代から都市には必ず劇場があり、人と人との「出会い」の場となっていたことから、デザインイメージとして採用されている。
・自然との同居
敷地内には緑地スペースを多く設け、自然保護と周辺環境との調和にも配慮している。また、社員が仕事に疲れた時に緑を見て癒されて欲しい、という想いも込めている。
<現代彫刻>
ゆとりある職場環境と社員の創造意欲を育むため、緑、水、という自然に加えて、アート(現代彫刻)をいくつか敷地内に設けている。いずれも建築家 関根 信夫さんの作品である。
・豊穣の手: 自然の水の豊かさと技術としての手を組み合わせることで、社の末永い発展・成長への想いを込めている。
・風景の輪: 指輪をモチーフにすることで、お客様と図研の契り(エンゲージメント)を象徴している。
・水の輪と水のピラミッド: 人と技術の和、永い安定を表している。
図研ホール 本社 中央研究所       
横側
正面入口 豊穣の手
「水の輪と水のピラミッド」 風景の輪

4.アースポート(東京ガス港北NTビル)

企業名 アースポート(東京ガス港北NTビル) 
住所 横浜市都筑区茅ヶ崎中央16-18 
竣工年 1996年(平成8年)3月
設計 (株)日建設計
階数 地上4階 塔屋1階
建物のポイント
東京ガスライフバル横浜北ビル”愛称:アースポート”は、これまで1996年は建築.環境デザイン部門でグッドデザイン賞を、1997年度には環境・省エネルギー建築賞建設大臣賞など数々の賞を受賞している建物である。
建物の南側正面の屋上には、太陽光発電パネルが外観の一部のように自然なデザインで設置されている。そして、自然採光を取り入れるため「エコロジカルコア」と呼ばれる北側には、流線形の総ガラス張りと吹抜け空間広がった造形美が施され、ショールームも解放感があり、利用者にやさしい場とても活かされ、外観を特徴づけている。
また、内部空間では、LED等の高効率照明の導入、人感センサーによるオン・オフ制御、エリアごとの照度コントロールによる最適制御等により、省エネ・省CO₂(二酸化炭素)を図っている。最先端の技術を用いたさらなる対策の実証も行っており、 先進的なエネルギー利用設備が導入されたトップレベルの省エネビルである。
東京ガスライフバル横浜北ビル外観建物の上に見える黒いユニットの壁面は太陽光発電パネル
2階ショールームへの入口 2階ショールーム流線形のガラス張り壁面が美しく、解放感ある吹抜け空間となっている
北側は自然採光を取り入れるため屋上まで流線形の総ガラス張りにし、デザイン性をより高め特徴的な外観となっている
隣接する陸橋から2階ショールームへの入口と美しい建物のフォルムが確認できる
1階地上より見上げる 建物側面 陸橋より
*2022年11月21日(月)東京ガスライフバル横浜北、都筑グループ部長の黒田様より、建物関係の情報提供にご協力いただきましてまとめたものです。

5.港北 TOKYU S.C.

企業名 港北 TOKYU S.C.
住所 横浜市都筑区茅ケ崎中央5番1号
建築年 1998年(平成10年)4月25日
設計・建築 東急建設株式会社
建物のアピールポイント
竣工当初は、周辺に建物がなく、今後マンションなどが建設されることが予想されていたため、少しでも多くのお客さまに認知していただけるよう珍しい外観にこだわったとのこと。
A館とB館と2つの建物で成り立つ当館は、左右で外壁タイルの色を変え、吹き抜けのエントランスは広場をイメージし、当時は吹き抜けからさまざまなものをぶら下げて演出できるよう工夫していた。
開業当時、専門店棟(現A館)はそれぞれの店舗の存在が分かるよう独立した形での区画づくりを行い、百貨店棟(現B館)は四角い形で幅広い商品展開が分かりやすく見えるような演出が施されていた。また、駅と市街地をつなぐ中央の通路は近隣にお住まいの皆さまが気軽に立ち寄れるよう24時間通行できるように設計に配慮されていた。
尾方支配人より港北 TOKYU S.C.は、皆さまのご支援をいただき2023年4月25日に25周年を迎えます。「これからも地域の皆さまに、より一層愛される施設になれるよう一同邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします」とのコメントが添えられました。
*2022年12月27日(火)港北東急ショッピングセンターの尾方支配人より建物の情報をいただきまとめたも のである。
港北 TOKYU S.C. 公式サイト 
(※)1998年 港北 TOKYU S.C. 完成当時の全景
2023年 港北 TOKYU S.C. 1階入り口付近 2023年 港北 TOKYU S.C. 現在の外観
港北 TOKYU S.C. 1F受付付近
(※)1998年建築された当時外観がとてもユニークである (※)1998年当時は入口1Fより吹き抜け天井からモニュメントの飾りが設置されていた。
駅から雨の日でも濡れないよう港北 TOKYU S.C.へとつながっている 南側より ベージュの温かみのあるカラーリングが素敵
(※) 出典元:港北ニュータウンタウンセンター第二地区共同化義務街区事業者組合
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