選挙啓発ビデオ鑑賞とパネルディスカッション

司会進行:「米山 暁美」アナウンサー(ケーブルネットつづきの森)
パネリスト: 岩室晶子(つづき交流ステーション・NPO法人 I Love つづき)
藤本武巨(青葉区明るい選挙推進協議会)
井上晴彦(都筑区明るい選挙推進協議会)

フォーラムの概要

「たまには選挙のことを話してみませんか?」という副題で、都筑区せんきょフォーラム(チラシ:flash版PDF版)が都筑区役所6階の大会議室で開催されました。 当日は、明るい選挙推進委員の方たちを中心に一般参加も含めて約70人の参加がありました。このようなフォーラムを開くのは都筑区でははじめてということです。


明るい選挙推進協議会の啓発ビデオ鑑賞

まず最初に「若者と明るい選挙推進運動〜私たちの活躍が未来を変える」というビデオをみました。


ビデオ上映の様子

主に大学生の取組を紹介していました。一度でも投票へいこうとPRすることに携わった若者の感想は「まずは投票にいくこと」の価値を強く感じたという印象です。また若者が若者に呼びかける、というのは自然でいいなと思いました。大人に言われると流れてしまいそうな言葉も伝わるということでしょうか?


青葉区の事例

そのあと、パネリスト3人によるディスカッションが行われました。 青葉区明るい選挙推進協議会の藤本さんは、(横浜市の中でも投票率がいつも高い)青葉区の推進の方法についていろいろな工夫をされていることについてのお話でした。


青葉区明るい選挙推進協議会・藤本氏

青葉区は明るい選挙推進協議会独自の企画を工夫されているようで、キャラクターもいるとか。小学生に擬似投票の経験をさせるとかということもしています。(参考:小学生も選挙意識の向上を─タウンニュース青葉区版HPより)

また全国でのいろいろな例として、子どもたちにあらかじめぬりえを配布して、投票所に子供用投票箱を用意したりして、子どもたちから保護者世代に一緒に投票にいこうという空気を作ってもらったり、20歳になったお祝いに推進委員が一軒一軒お祝いのカードをもって選挙に参加して、と呼びかけたりという試みもあるそうです。



市民活動やまちづくりからの意見

続いて、つづき交流ステーション代表とI Love つづき副代表の岩室さんから、20歳になって突然選挙といわれても実感がわかないし、小中学校・高校の教育の中で政治や選挙について勉強して、20歳になるのが待ち遠しいくらいにする必要がある。また、若いお母さんやお父さんにも気軽に見てもらえるウエブサイトからの選挙政権放送が見れたりするといい、選挙前日に前夜祭パーティのような気軽な若者のしゃべり場を作れば若者は集まるのでは?などの提案が選挙素人の意見ですが、と付け加えながらありました。

岩室さん

岩室さんが講壇に置いてあった選挙推進協議会のキャラクター「イコットJr.」のぬいぐるみを見て「頭のかたちが餃子かと思った」という発言で、会場の笑いを誘っていました。
これ↓灯台をイメージしているそうですが・・・耳は灯台の光・・・


イコットJr.「イコットJr.」

都筑区の現状

その後、井上さんから都筑でなかなかおもうように進まない現状について青葉区での例を参考に今後進めていかなくては、というお話があったり、学校へのアプローチがうまくいかない、青葉区ではどうしていますか?という質問もありました。藤本さんいわく「推進委員の方たちが直接学校に足を運んで断られたことはあまりありません、ぜひやってみてください」とのことでした。

都筑区明るい選挙推進協議会・井上氏

若者といっても都筑で投票率がいちばん低いのは、30代前半・・・どうも子育て真っ最中の若いおかあさん、おとうさんのようです。


会場からの質問と参加してみた感想

最後にどなたか発言したい人がいますか?との米山さんがいうとさっそく「私がまさに30代前半の選挙に行かない層ですが、残念ながら今日のフォーラムの話を聞いただけでは今度から絶対に選挙にいこうとは思えなかった。しかしもっとも選挙にいかない世代が自分なんだと自覚しました。」などのコメントがありました。でもこの方がフォーラムに足を運んでくれたというだけでも収穫かな、若い世代からの提案を積極的に取り入れていって欲しいなと、参加者のひとりとして思いました。(了)


(参考サイト:横浜市選挙管理委員会 レポート:Luke 写真:SUGI)

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