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「ドイツ・オーストリアの暮らしと子育て」の講座に行ってきました
参加者とのティータイム
    
お話の後、 ティータイムがありました。講師の方手作りの「マーブルケーキ」「王様のケーキ」とコーヒーを頂きながら講師の方と歓談しました。ドイツではケーキを焼く機会が多く、必然的にケーキ作りが上手くなるそうです。しっとりとしたケーキは本当においしかったです!
 


歓談後の質問タイム

Q:「家にいつでもどうぞ」ということは、いつも家はきれいなのですか?働いている人も多い中、いつどのようにお掃除をしているの?
A:土曜日は大掃除の日で、お父さんは庭や車をきれいにする。常にきれいにしておける状況を作ってある。(動かすものが少ないので掃除しやすい)一戸建てにはほとんど地下室があり、収納に使えるし、ヒーティングの機械があるので洗濯物はそこに干せる。

Q:子供たちは勉強に対してどのような取組をしているのですか?
@ ドイツ学園に入るのには何か条件がありますか?

A:全部ドイツ語で授業をするので、ドイツ語が理解できる事が必須。
  片親がドイツ人という場合や、両親とも日本人だがドイツ暮らしが長い人の子どもが多い。

A 幼稚園にプログラムとかはありますか?
A:学校の中ではプログラムはあるが、塾やお教室はない。ドイツは最初に習う文字が26文字しかないので簡単なのかも…日本はひらがなカタカナ漢字といっぱいで大変だと思う。

Q:専業主婦が多いのですか?子どもの数はどれくらい?
A:一人っ子が多く、子どもがいない夫婦も多い。結婚で仕事をやめる人はあまりいない。子供を持つ場合でも結婚後しばらくは子供を持たず、キャリアを作ってから出産、仕事復帰をする。

Q:環境に対する意識はどのくらいからつくられるのですか?
A:親がしていれば子どもも自然にするようになる。小さい頃からあたりまえのこととして身についている。ごみを捨てることに、ものすごく罪を感じる。

Q:街並みはきれいとのことですが、落書きなどはありますか?

落書きは日本よりも多いくらい。若者のグループが暇つぶしにやる。消すのは自治体で、個人の持ち物のところは個人がやる。

Q:子どもを大人として家庭で認め、自覚させるのはいつ頃?
A:11歳ではまだ子ども、15歳くらいで親とのディスカッションに入る。18歳で成人、だが、いろいろな形態によって違うのでは?

Q:ベルリンに住んでいた時に公共の場での子どものしつけには厳しいと感じました。騒いでいる子には周りの視線が冷たいが?
A:レストランなどでも、子どもが走り回ったりするのは、他人に対して失礼であり、他にも食べている人がいるのよと、厳しくする。子どもを受け入れられるレストランにはおもちゃが置いてあったりする。
子どもに対して冷たいのではない。子連れで困っていればごく普通にとおりがかりの誰かが手伝ってくれるし、手伝われた方も気兼ねなく『ありがとう』と受け入れる。




日本以外の国の文化や生活習慣のお話を聞くことは、とても興味深いとともに、日本で暮らす私たちがあたりまえとしていることを考え直すきっかけになったり、日本の良さを再発見したりするいい機会でした。
でも講座のためにケーキを焼いてきてくださったり、講師お3人とも素敵なおしゃれをされていて、日々の生活をとても楽しんでおられる様子がつたわってくるようで、真似したいなあと思う部分がたくさんありました。
もうじきはじまるドイツでのサッカーワールドカップ、ちょっと身近に感じそうです。。。     (レポ 青・矢・井)
 
                         
                            
  
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