子どもエコフェスタ  
  開催日時: 平成21年11月14日(土) 9:30 〜 11:30

場所: 都筑公会堂ホール(講演と発表)、区民ホール(パネル展示)


区制15周年・横浜開港150周年記念事業

主催: 都筑区区制15周年事業推進委員会、 開港150周年事業推進委員会
共催: 横浜市地球温暖化対策事業本部


 11月14日土曜日、子どもエコフェスタが開催されました。
あいにくの雨でしたが、会場は早くから準備でごった返していました。
区の保育園や小中学校が参加していることもあり、朝9時半の開演前から、たくさんの人で賑わって
いました。関係者のみなさんのパワーと熱気を感じました。
 レポーター okazaki
  
 保育園、小・中学校他のパネル展示と、開演前のホールの様子   オープニングは保育園児のみなさんの和太鼓演奏と踊り
 
大好きな森の話をする白井さん
たくさんの発表がありましたが、中でも特に聞きたかったのが、ロックシンガーであり現在は横浜エコスクールアンバサダーを務めている、白井貴子さんのお話「地球とあそぼう」。
海や自然が大好きで、自然に囲まれた家で生活したいと物件を探していたら、家ではなく森林を購入するハメになってしまった、という白井さん。時間があれば、たとえ雨が降っていても見に行くほど、大好きな場所だそうです。
「おいしい水や魚や空気を味わいたい」これが、環境を考える時にまず思い浮かぶこと。以前、近くの海にアサリを取りに行ったら、ゴミばかりが出てきて、いかに海が汚れているかということにショックを受けたそうです。それで、少しでも周囲のゴミを減らしたいと行動するようになりました。
「ゴミ」とひとくちに言っても、全部が全部イヤなものではなく、お宝のゴミもある、というお話が印象的でした。たとえば、水の流れで角が丸くなったガラス片をCDのジャケット写真に使ったり、漂流物でアート作品を作ったり、再利用ができるということです。作品を作るためにわざわざ出掛けてゴミを捜しに行くこともあり、今では当たり前にゴミを拾うようになったそうです。
キッチンで洗い物をしているときに作ったという、「ゴミの歌」を披露してくれました。「朝のゴミ収集のテーマソングにしてもらえたらうれしいなあ」

縄文時代が好きだという白井さん。縄文時代の貝塚跡を見に行った時のお話です。「貝塚は、いわば昔のゴミ捨て場ですが、人骨が出ることもあるそうです。それは捨てられているのではなく、食べ物の殻も人の命も、みんな同じように次の世に行けるように・・・という気持ちが込められているのではないかと思うんです。次の命をつなげていくために、ますます環境を守りたい。ゴミを減らしたいと思うようになりました」

丹沢の山々の頂上付近の木が、近年たくさん枯れているという事実を知り、危機感を感じて森林保護のための募金活動も行っているそうです。来年5月に開催予定の「全国植樹祭」のために作ったテーマソング「森へいこう」を披露してくれました。「たとえどんな大都会に住んでいても、山の緑が自分を生かしてくれていることを忘れないで」と、子どもたちにもわかりやすいメッセージを伝えてくれました。
 終始笑顔で、時おり素敵な歌声も交えながらの、楽しいお話でした。きっと苦労もたくさんあったことと思いますが、続けることの努力や、地道な活動をも楽しみに変えてしまう力は、すごい!と感心してしまいました。 
 
海にあさりを取りに行ったら、ゴミの方が多くて、すごくがっかりしました
 
中にはこんな「お宝」も。角が丸くなったガラス片
 保育士さんによる食育劇。赤、黄、緑、白の4つのグループの食品をバランス良く食べて元気になろう、と、わかりやすい。次は替え歌にのせて「リサイクルでゴミを減らそう」と呼びかけます。  中川小学校3年生。総合学習の時間に学校周辺の生き物、自然を調べる活動を行いました。「大人になっても変わらないでほしい」 
 荏田東第一小学校4年1組。大好きな「ささぶねのみち」について、利用者へのアンケート調査、ザリガニ飼育の様子。みんなで作った歌の発表。 都筑小学校6年3組。地球温暖化とヒートアイランド現象について調べ、身近でできる温暖化防止策を考える。グリーンカーテン作り、エコクッキングも経験。「自分も地球もいいきもちになろう」  
     
 マイプラザの展示もありました。写真の撮り方講座の様子や、中学生の作品展示。  子どもに大人気のキャラクターたち。会場を盛り上げていました。


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