「消防」とは「消火」と「防災(災害とは社会や人命に受ける災害)」だろうが、消火が主な任務だろうと漠然と思っていた。消防車の数は救急車に比べ断然多いし、被害の大きい火災の消火作業が大きなウエイトを占めている。しかしここを訪問して、救急活動も救急車の出動件数から見ても大切な仕事だと改めて感じた。

火災発生件数61件(平成18年)は横浜市全体の件数に比べ1/16で、都筑区と横浜市全体の面積比にほぼ等しい。しかし、急増しているとは言え、人口は横浜市の1/20なので、人口の割には多いことになる。このことは火災原因の第一が放火(約50%)であることも含め、とくに都筑区の課題であると思う。

救急車の出動件数(平成18年)が5,758件もあったことにも驚いたが、これは横浜市の1/27なので、人口比率よりも少ない。これも人口構成に関係しているかもしれないが、これからの高齢化で、増える傾向にあるのではないかと思った。

 それにしても救急車が本署に2台(このうち1台は予備)しかないのが気になったが、出張所から応援もあるし、消防車で救急活動も行っているとのことなので、賄い切れているとのことだった。

これからは化学物質による災害なども増えてくるかも知れないし、思いもよらない事故や天災も発生するかも知れなので、消防署の活動テリトリー拡大や特殊知識の習得なども求められることと思う。改めて区民の安全を守ってくれる大切な職場であると感じた。(ロビン)



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