真 照 寺
  豊かな自然にかこまれ、詩人佐藤惣之助や歌人大野林火、中戸川朝人らが訪れたこともある、文学歴史散歩の地として地域の人々に親しまれている寺です。
横浜市指定の名木古木‘白木蓮’(春の彼岸の頃が花見時)をはじめ、四季を通じて様々な草木、花に囲まれます。
また、その自然に触発された佐藤惣之助や大野林火等の残した句碑、詩碑が境内に自然と溶け合うように佇んでいます。
境内全体が白壁に囲まれている境内は樹木の緑深い山寺風・・・
木造本堂、鐘楼が墓地に囲まれています。

    宗旨 浄土真宗
宗派 真宗大谷派
宗祖 親鸞聖人
本山 東本願次寺(真宗本廟)
本尊 阿弥陀如来
正依の経典 『仏説無量寿経(大経)』、『仏説観無量寿経(観経)』、『仏説阿弥弥陀経(小経)』
宗祖の主著 『顕浄土真実教行証文類(けんじょうどしんじつきょうぎょうしょう もんるい)』(教行信証)
お勤めは『正信偈(しょうしんげ)』『阿弥陀経』、『和讃(わさん)』『御文』等。

<歴史>
永禄6年3月15日(1563年)  真照寺創建開基 
慶安2年(1649年)第4世精正、碩学の名声高く、徳川家光より御朱印地を賜る。
天明4年(1784年)正月火災により、諸堂宇を消失し、天明7年(1787年)5月再建。
昭和25年(1950年)茅葺き屋根瓦にし、現在に至る。
庫裏は昭和53年(1978年)に、客殿は昭和55年(1980年)にそれぞれ新築。

    
   <大野林火>


この寺に吟行によく来られる方に、中戸川朝人氏が主宰する「方円」の同人がおられ、ご住職夫人と親しかったようです。その方の手引きで1967年(昭和42年)林火が弟子の朝人の案内で花盛りの沙羅の木を愛でに来られたとき詠んだのがこの句だそうである。
「切り取れば刻の一齣が美しい一齣の刻となる」と。とうじの住職は、詩人佐藤惣之助との交遊で知られる雲い井麟静師である。
朝人句は家庭の交際の機微を伝えて微笑ましい。
この師弟句碑は、朝人の主宰する俳誌「方円」百号を記念し、1996年(平成8年)門葉によって句碑が建立された。

僧に乞ひ沙羅の花剪る朝湿るを

 

  <中戸川朝人>

  交りは母系に厚し桃の花

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住所 〒224-0043 神奈川県横浜市都筑区折本町1604
電話番号 045-941-9736
駐車料金 無料
shinsyouji.net/

*参考文献:横浜の句碑(古往今来) 著者/中島 邦秋
        : 「句碑はつぶやく 横浜の文学碑」(横浜市教育委員会)
        :「市民クラブ116 横浜・歌碑と句碑のある風景」(横浜市市民局広報相談部広報課)
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